プログラミングを学ぶには書籍がいい!【動画との比較】

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プログラミングを一から学ぶときには動画で学ぶのがいいとよく言われます。

確かに動画で学ぶのはとっつきやすいし、動作がリアルタイムで(もちろん録画ではありますが)、理解しやすいですが、筆者は実際に学んだ経験から、早い段階で好きな書籍を一冊、3周ぐらいして学ぶことを強くおすすめします。

この記事でその理由などを説明していきます。

プログラミング初学者はまず書籍で学ぶ方がいい

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なぜ初学者はまず書籍で学ぶのがいいのかについては、大きく分けて3つの理由があります。それぞれ解説します。

コードの全体を俯瞰しながら学べる

インターネット上で初学者がプログラミングを学べるサービスサイトはいくつかあります。スマホで学べるサービスもあります。

これらはよく考えられたカリキュラムになっており、順を追って一個一個の命令を習得していけます。

ただ、全体から見て今どのようなことを学ぼうとしているのかわからないままに、目の前の命令などのサンプルをこなして満足している人も多いのではないでしょうか。

筆者も過去にそういう状況に陥り、まず全体を頭に入れてから中身に入りたいという欲求に駆られました。

そして思い切ってそのサービスで学ぶのを一旦止めて、書店で適当な書籍がないか探しました。

そして自分の感覚に合ったわかりやすい書籍を購入しそれを穴が開くほど見つめながら読んでいきました。そして実際にそのコードを打ち込みました。

すると、どのような役割がありどのような場面で使うのかがわからなかった命令が頭に入ってくるようになりました。

法律、英語その他、いろいろな分野の学習をするときも、まず基本書をざっと通ってから問題集などでアウトプットをするという勉強法を取ってきたせいもあるかもしれませんが、少なくとも自分にはまず書籍で全体像をつかむというのが効果的でした。

書籍の1番のメリットは、どのページでもワンタッチで自由にめくることができ、後ろの方から読んでみたり、わからないところは元に戻って確認したりと、言わば移動性が高く、あちこち関連付けながら全体像を頭に入れやすいことです。

「あっ これどっかに書いてあったな!」というときにその箇所を検索しやすいのです。

動画は検索に向きません。動画の一部に入っているワードを検索してそこに移動するという機能はありません。

プログラミング学習においては、まず全体像をつかみ、それぞれの命令がなぜ必要なのかを考えながらその意味や用法を学ぶというのが大事で、いきなり個別に入り込むより理解が速く進みます。

そして体系立って頭に入ってきますので、それを使うときにさっと取り出せるという効果が生まれます。

順を追って、また途中を抜かすことなく学べる

書籍の場合、その出版に当たってプロの編集者も交えて全体構成を練り読者がスッと勉強に入っていけるよう、また途中でわからなくなって挫折しないように注意を払いながら制作します。

一方、個人の動画などにおいては、こうしたプロの編集者などの客観的なチェックを経ないことが多く、「そこわからないから、飛ばさないでちゃんと説明して欲しいんだけど、、」というようなことになりがちです。

動画は書籍に比べてコーディングの過程やコードのブラウザ上での反映などがわかりやすいメリットがありますが、初学者は、コードのわからない部分を一つ一つゆっくり理解しながら頭に入れていくという作業が必要です。

学校の勉強でも先生が黒板に書いて教えるとき、スピードについていけなければ自分で教科書や参考書を読んで一つ一つ頭に入れたと思います。

これと同様、プログラミング初学者は動画と並行でもいいですので書籍で学ぶことが必要です。

勉強した跡の残る物体としての書籍が達成感と愛着を沸かせてくれる

これはプラスアルファの効果ですが筆者はこれを大事なことだと考えています。

書籍は動画と違い紙という物体が介在しています。

筆者の場合、勉強しながら「あっ、これ大事だ!」と思ったらそこを赤ペンで豪快に丸で囲ったりします。

こうしておくと後ですぐにその箇所を見つけることができるし、一回見た箇所だとわかるからです。

そして一回読むごとに日付を端っこに記入しておいて、3周ぐらいその書籍を繰り返して勉強します。

この過程で書籍は「みんなの本」から「自分と苦楽を共にした本」に変わります。

いろんな書き込みがなされたその書籍を眺めると「あー結構勉強したなー」と思えるもんです。

達成感を味わえます。

動画視聴では達成感の証拠物件を手元に置くようなことはなかなかできません。

書籍を何周もして身体と同化するといってもいいぐらい自分のものにし、知識を血肉にし、その痕跡を手元に置くというプラスアルファの価値が書籍にはあります。

人間の行動には 気分が大きく作用します。ですのでここで述べたことは、努力継続のためにとても重要なことだと思います。

まとめ

いかがでしたか?

もちろんYouTube動画や動画学習サービスのメリットはたくさんあります。でも昨今、書籍で学ぶということを軽んじ過ぎていると思い、筆者の経験を基にまとめてみました。

要するに書籍でプログラミングを学ぶと、

  • 体系的に
  • 順を追って
  • 途中を取りこぼすことなく

学べます。

もちろん金銭的に許せば、これらの要素を満たし、かつ動画も用いて立体的に学べ、質問応答もできるプログラミングスクールでの学習が最も望ましいです。

プログラミングを習得できれば一生手に職をつけた状態になり、ほぼ食いっぱぐれなくなり、学習費投資はすぐに取り戻せますので、今なんとか費用を捻出できる人は、スクールサービスを受講するといいでしょう。

自分の人生を切り拓けるのは自分しかいません。プログラミングを学ぶということは、現在において最も高確率で人生を変えられる手段です。

行動しましょう!