34年公務員をやった自分がWebマーケティングスキルで独立した!

公務員は、相当厳しい上下関係の中でストレスを感じながらも、公のためにと誇りを持って仕事に励んでいます。 何も公務員に限ったことではないでしょうが。

公務員を辞めたいと思っている人がとても多いです。自分も辛さのあまりしばしばそう思ってきました。 でも、公務員のスキルは特殊すぎて、そのまま公務員以外の世界で役に立つことは非常に少ないです。

筆者は最近、実際に公務員を早期退職し、世間に合わせてスキルの学び直しを行い、フリーランスで生きていきつつあります。 この記事では、筆者がフリーランスで生きていくために選択したスキル分野を、その選択理由とともに紹介します。 仕事を辞めたいと思っている方の役に立てれば幸いです。

公務員は、辞めたい、フリーランスになりたいと思ってもスキルがない

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公務員として長年働き、定年が見え始めるとふと気づきます。 もし組織を出たら収入を得ていけるスキルが何もないことに、、、、 自分の場合、早くから気づいてはいましたが、何を勉強すべきか、絞り込むのがとても難しいでした。

英語の勉強をしたり、法律資格の勉強をしたり。

英語については、塾講師等になっても多くの収入を確保するのはとても難しいし、 法律資格については、取得するのに数年を費やし、また、受かるかどうかさえわからず、下手すれば年単位で時間を無駄にすることになるし。

では、他の道はどうか? これまで個人で稼ぐ方法として脚光を浴びてきたブログについては、近年、Googleアルゴリズムのアップデートにより個人サイトがなかなか評価されにくくなっていて、また、仮に上位表示されるようになっても、アップデートの頻度が高く安定しません。 インフルエンサーなどの強力なサイトでも、検索上位1桁にランクされていたものがアップデートで一夜にして圏外に飛ばされるということもザラだ言われています。

では、YouTubeはどうか? これについては、提供できるネタが自分にないということと、動画の企画・撮影・編集の手間が多くかかり仕事に差し支えるのでできそうにありませんでした。

因みに、金融投資はどうか? これは、大方、年利数%程度であるため、元手が数百万円しかないと、年間数万円の収入にしかなりません。 答えはネット上にあるはず! 正しい道を見つけるために、YouTubeやブログを検索しまくり、インフルエンサーたちの動画をたくさん見て必死に考えました。

Webマーケティングを学ぶことに決めた【内容と理由】

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考えに考えて出した結論が、「Webマーケティングを学ぶ」でした。

その理由は次のとおりです。

① 世の中のニーズが高まっていて、人材がまだ不足している分野であること

② 自分は年齢が高く雇用されにくいので、フリーランスで仕事ができる職種であること

③ 誰でもすぐには身につけられないスキルであり、継続的に仕事を獲得しやすいこと

④ ロジカルシンキングが好きな自分の特性が活かされ、仕事が純粋に楽しいこと

①、②及び③は関連していて、最近でもWebマーケターへのニーズは依然として高いため、(単価の低い募集案件が大半である)クラウドソーシングサイト(Lancers,crowdworksなど)でも、ライターなどに比べれば単価の高い仕事が散見されます。

④に関しては、仕事を楽しいと思えることがその質の向上のために重要だと考えました。自分にとってWebマーケティングはこの条件を満たしていると実感しています。 常に勉強して知識をアップデートしていくことが求められますが、そういうところも含めて自分には相性がいいです。

ここで、 「50歳代から勉強し始めてWebマーケターになれるの?」 という疑問が湧くと思います。

これに関してはまず、Webマーケティングとはどんなものなのか、ざっくり頭に入れておく必要があります。

本当にざっくりですが、主に次のようなものがあります。

① SEO(検索エンジン最適化)、セールスライティング

② リスティング広告(検索結果の上の方に「広告」と表示されるアレ)

③ SNS(Facebook,Twitter,YouTubeなど)運用

④ アフィリエイト広告 ①のSEOはオワコンだ、とよく言われます。本当にそうでしょうか? 検索窓にわざわざキーワードを打ち込むという、手間を要する行為をする人たちは、積極的に何かの情報を探していたり、モノやサービスを買いたいと思っている人が、他のメディアに比べれば多く、依然としてWebマーケティングの重要な位置を占めています。

個人ブログについては近年、Googleアルゴリズムの頻繁なアップデートにより、評価が上がりにくくなっていますが、企業サイトであれば、むしろ評価されやすくなったとも言え、クライアントワークとして個人のWebマーケターが企業から仕事を受けていくのは、むしろますますポテンシャルが高まっているわけです。

続いて、②のリスティング広告については、Googleに広告の申込みをしてお金さえ払えばすぐに検索上位ページに広告が掲載されます。 そこをクリックした人たちの一部が商品・ビスを購入します。

①のSEO(ブログ)の場合は、上位表示されるとしても1年ぐらいの期間を必要とするのに比べ即効性があります。 その反面、契約終了すればそこで終わりです。 新商品を出したときなどに時期を失せず周知するのに向いていますね。

③のSNS広告は、まさに今のマーケティングの大きなトレンドです。 ただやみくもに呟いたりするのではなく、読者の役に立つ情報やレアな情報を、戦略性を持ってコツコツ発信し続け、予め自らの顧客となりそうな人たちをフォロワーとして集めておくのです。

そしていざというとき、つまり何か商品やサービスを売りたいときに、その媒体で発信します。 すると、日頃からフォローしてある程度人となりを知っているし、商品に興味を持った層なので、購入率が比較的高い、というわけです。

こういうSNS発信を日頃から自分でやり、ノウハウを溜め、フォロワーが何千 何万人といる人は、そうした人材に乏しい中小企業からSNS運用代行などの業務を受託することができるのです。

クライアントのフォロワーを増やしてあげて売上が伸びていくと、その増やした収益から報酬をもらうわけなので、クライアントにとってはむしろメリットが大きく、継続して仕事をさせてもらうことができます。

常に営業して契約相手を獲得しないといけないビジネスモデルに比べ、営業コストや時間が省けるため、収益率が高くなります。 いわゆるストック型のビジネスです。

SNSは、ブログサイトやYouTubeチャンネルとも連動させ、相互にアクセス増を図ることができ、マーケティングのハブともなり得ます。

④はWebサイトに企業の商品へのリンクが貼りつけてあるアレです。 広告を出したい企業は、アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)に登録し、ブロガーなどサイト主はそこから広告のコードをサイトに貼り付け、そのブログ等への訪問者がクリックして商品を購入するとサイト主に紹介料が支払われます。

ネット時代になって久しく、広告全体が他媒体からネット上へとシフトしており、この広告のパイは広がりつつあります。 有名なASPとしては、A8.net、Afbなどがあります。 中小企業も広告を出したいときにはここに登録する方法があります。

Webマーケターとしては、この手法を中小企業などに提案すればいいわけです。

以上、ざっくりWebマーケティングについて紹介しました。 他にも Lステップ、メルマガなどがありますが、長くなるので、またの機会に譲ります。

現在公務員や会社員などで忙しく仕事に取り組んでいる人も、Googleで、Webマーケティングなどと検索窓に打ち込んだり、YouTube動画を探したりすると、インフルエンサーたちがわかりやすくこれらを解説してくれていますので、こうした情報から無料でノウハウを学ぶことができます。

もちろん、40代であろうが50代であろうが、全く問題なく身に付きます。

ただし、条件があります。

それは手を動かすこと。 つまり、自分でSNS発信やブログなどを運用してみることです。 誰でも無料で簡単に始めることができます。ブログの場合はサーバを借りたりドメインを取得したりWordpressでサイトを作ったりとややこしいですが、これもググればわかりやすく解説している人がたくさん見つかります。

Twitterは簡単ですね。 ただ、フォロワーを増やしていくノウハウは結構高度ですので、試行錯誤をしながら実践していく必要があります。 フォロワーを1万人とかに増やせたなら、中小企業などからTwitter運用代行などの仕事を獲得することも可能になります。

このようなノウハウは、実は独立しなくても会社や公共団体などの組織に勤めている人にとっても非常に有益です。 副業禁止の組織で副業をするのはダメですが、組織自体の周知・PRにとても役立つのです。 まずは商品やサービス、事業の企画をする時点で市場感覚を反映させられるようになります。 そしてもちろん情報発信においても、現在主流であるSNSでの情報発信を混ぜながらターゲットを絞って情報を行き渡らせることができます。 組織からしてみると、こういうノウハウを身につけている「人材」は、事業効果を格段にアップさせてくれる「人財」となります。

多くの組織はこのノウハウの重要性にすら気づいていませんので、独立しないで組織内でノウハウを生かし活躍するという手も大いにアリです。

余談ですが、有名なインフルエンサーであるイケハヤさんも初期の頃は会社内でSNS運用をやっていたらしいです。

公務員や会社員を長くやった人は社会的信用が高いですので、定年や独立後、中小企業などに営業をかけて、集客の有力な手法としてのWebマーケティングを粘り強く説明・提案していくと、相手方は話を聞いてくれ、次第に売り上げアップにつながるイメージを持てるようになる場合が多いです。 社会的信用が高ければ、Webサイト制作といったわかりやすい仕事をまず獲得した後、上流のWebマーケティングの仕事を獲得する、というプロセスをショートカットできるわけです。

実際にクライアントにメリットがないと仕事は継続して獲得できないですが、PR効果、集客効果が次第に上がり、クライアントの売り上げアップ効果が徐々に現れてくれば、何ヵ月も何年も仕事を受け続けることが可能です。

要するにWebマーケターへの支払いより、クライアントの収益が大きければいいわけです。 この継続案件の場合、新たなクライアントを獲得する手間やコストも省けます。 また、全部の手法をマスターする必要はなく、場合によっては不得意な手法は外注する方法もあります。

まとめ

以上見てきたように、Webマーケティングはクライアントの収益増が確保できさえすれば、報酬単価は高く、継続的に案件を受注でき、また、Webマーケターの年齢などはほとんど関係ないです。

中途退職、定年退職してフリーランスとして、または法人を作って経済的に自立した人生を歩みたい人にとって非常に有力なスキルで、学ぶ価値が大いにあります。 まだ学んでいない方はさっそく始めてみてはいかがでしょうか? それまでと違った景色が見えるようになると思います。

 
※  私は某県庁に、地方上級行政職で入庁して以来、34年間職務に精励し、途中、人間関係に悩んだりしながらも、なんとか乗り越えて定年3年前の時点でありがたいことに本庁部次長級まで昇進した経験を持っています。

現在は、米丸剛 @ 県職員34年コーチ、Web集客仕組み化コンサル として活動しています。起業2ヶ月目以降、おかげさまで月商7桁を維持しています。

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※ まなびんのYouTube動画です。